ロックウェル
ロックウェル硬さスケール測定条件表
スケール | 圧子 | 試験荷重 |
---|---|---|
C | 120° ダイアモンド 円錐圧子 | 150kg |
D | 100kg | |
A | 60kg | |
G | 1/16″鋼球 | 150kg |
B | 100kg | |
F | 60kg | |
M | 1/4″鋼球 | 100kg |
R | 1/2″鋼球 | 60kg |
H | 1/8″鋼球 | 60kg |
E | 1/8″鋼球 | 100kg |
プラスチックの表面硬度を測定する方法としてロックウェル硬さ試験法がある。
上記の「ロックウェル硬さスケール測定条件」表の圧子を試験片に乗せ一定の荷重を加えた時に食い込み量を測定して決定する。
Mスケール、Rスケール、Dスケール等があるが、試験片の硬度から適切なスケールを決定する。
比較的柔らかい材料にはHRBを使い、HRBでは数値がマイナスになるような時、HRCを使う。概ね、HRBは0から100の間で、HRCは0から70の間で使われる。
日本工業規格ではJIS G 0202で規定されている。
ロックウェル硬度は下記の方法で数値化される。
ロックウェル硬度=a-b*h
例えば、鋼の硬さを測る時によく使われるロックウェル試験法として、先端半径0.2mmかつ先端角120度のダイヤモンド円錐を使い150kgfの力をかけるHRCと、1/16インチ(1.5875mm)鋼球を使い100kgfの力をかけるHRBがある。
この場合、式は以下のようになる。
HRC = 100 ― 500h
HRB = 130 ― 500h
a、b共にスケールにより設定され決定している、hは荷重を掛けた時の深度である。