寸法補正技術
バラつきを大幅に抑制し、桁違いの精度要求に対応。
製品の寸法を精度よく成形するためには、安定した成形条件と併せて金型寸法を補正することが必要となります。
安定した成形条件によりショット間の寸法バラツキをなくし、その上で金型寸法を補正しますが、この際にIMM工法はショット間バラツキを大幅に抑えることが出来るために金型寸法の補正による効果は絶大となり、通常成形のそれとは異なり桁違いの精度要求に対応出来ます。
また、金型寸法補正は射出成形技術の中でも高い技術が必要です。金型を製作する前に補正を想定して様々な対策を金型に取り入れる必要があります。補正をすることにより金型構造が成立しないなどのことがあっては全てが台無しとなります。
また、出来上がった製品に対して補正データを作る作業になります。精度よく製品寸法を測定し、3D化した製品形状データを反転する作業になります。この作業にも高いスキルが必要です。