景気動向について

早いもので、今年も2月になり、1ヶ月が過ぎました。
弊社は多くの企業に支えられフル生産が続いています、
在り難い事です。

景気動向も最近楽観的な観測が多く聞かれます。
2年前の暮には昨年の暮、即ちリーマンショック後の景気回復は
1年で回復するのではと言われていましたが、
結局2年目に突入しました。
それなりの立場の方や金融関係者の立場では楽観的は話をする事が
義務付けられているせいもあります。

多くの中立的な経営者であればお解りだと思うが
今回の不況は構造的に起こったものであり、
先進国が経済成長を止めるばかりかシュリンクしていく過程であると捕えられる。

日本や欧米が景気刺激策として巨額の税金を投入している。
税収の見込みがない現状において、間違えなくこの借金は次世代の若者に
受け継がれる。
シュリンクしている過程でこの行為は間違えである事は解っているが、
誰一人としてこの事を指摘しない。
実際にはリストラや企業倒産を感じている人々にとっては指摘するはずもないが
収縮した未来の日本経済にこれらの借金を払うだけの力は残っていないと思う。
多くの人間が目先の欲によってコントロールされて、
今の生活を維持したいと思うあまり、間違った判断はこの国のためにならない

サブプライムローン問題も今後起こるであろう米国の高齢者向け医療保険制度
国内では郵政問題やT社のリコール問題なども目先の事で判断している
事による弊害である。

私は「チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン著)の本が大好きである
知能が発達した人間にとって傲慢がゆえに見失う事の重大さを知るべきである。
大きな事の変化を見失わせる欲の力をコントロールする必要がある。

私は今後の経済を悲観している。
全世界のGDPの数倍の被害を受けているサブプライムローン問題
米国の金融機関が公的資金を完済したとのニュースが話題となっているが、
1年たらずで改善出来るはずがない、全ては欲の力が働いている
先進国の経済が収縮する中で、様々な問題が国単位で起こる、
自国の雇用を保つ為に貿易摩擦が激化する、
日本のような大人しい国は言われるまま国益を失い、
国内の産業は大きなダメージを受ける。
近い将来、日本から就職難民が出て、東南アジアに出稼ぎや
移住をしなくてはならない事態になると思う。
日本の若者はテレビゲームをやっている場合ではない、
生きる力を身に付ける必要に迫られる時期がやってくる。


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