新年を迎えて
昨年は多くの方との出会いがあり色々な面でお世話になりました。
弊社にとってこの様な出会いは宝物です。
5年前より独自に開発してまいりました射出成形の新しい生産技術も
着実に進化を遂げてまいりました。
弊社にとって開発による失敗は沢山の事を学ばさせてくれます。
例えばひとつの目的をもって開発を行うとします、
残念ながらこの時点では目的を達成する事が出来ませんでしたが、
その開発には失敗により得られるものや開発段階で発見した新たな現象など、
総合すると成功より得られるものより、失敗から得られるものの方が
遥かに貴重であり豊富なものを与えてくれます。
本当の失敗とは簡単に断念してしまう事なのではないでしょうか。
例えば弊社での初期段階のIMM工法は射出工程と連動して
キャビ体積を広げることによりウエルドラインの強化を図りました。
一定の成果は得られましたが、そのハンドリングの悪さゆえ
開発レベルから量産に移行しませんでした。
このことから取り扱い易い現行のIMM工法(コアピン駆動法)が誕生したわけですし、
初期段階のIMM工法からは実は大きな可能性を得られました。
キャビを広げる行為によりガラス繊維の配向をコントロール出来る可能性が
見出されました。
この様に失敗から得られる事の大切さを強く感じています。
これからのPLAMOの開発にご期待ください。