日本経済について
昨年の暮れまで経営コンサルをして頂いた方が、現在自分で商売を
始めるために中国に行っている。
その方から中国事情をメールで頂いている。
以前のブログにも書いたが、世界同時不況の出口は中国を始めとする
新興市場の立ち上がりから復興が始まる。
米国経済は麻薬を打ち続けた結果、瀕死の状況になっていて、
巨大マーケットは期待できないであろう。
それに代わるマーケットが着実に力を付けている。
現在中国への海外からの直接投資が過去最高レベルで推移している事から
も解るように、新たな巨大マーケットを狙っての投資となっているのである。
多くの日本の中小企業も遅ればせながら中国への展開を始めている。
私の知り合いも良いタイミングで中国進出をしたと考える。
中国の取っている戦略を考えると、日本がこれまで、特に1990年代からの
戦略の誤りと言うか戦略の無さにはあきれる物がある。
経済規模第2位と喜んでいる国が国際ハブ空港を持っていないこと自身
愚かな考え方であり、
自民党が敗北する理由が解る。
とはいえ民主党が打ち出している戦略も大きな筋書きがあるとは思えないのが
残念である。
何はともあれ戦略的に会社経営をしなくてはならない。
嵐が通り過ぎるのを待っている戦略は通用しないであろう。