今月の講師例会
昨日、講師例会に参加しました。
お題は「地域活性」についてですが、経済史の教授らしく、
大きな経済の流れが中心の、非常に興味深いお話を聞く事が出来ました。
この講師例会で印象に残った物をご披露します。
①これからの製造業は製造業+サービス業にて成り立つ
通常製造業は、製品を製造して販売を行っているが、
これからはサービス業の要素を多く含んだ業態で経営する必要がある、
例えばアフターメンテナンスや技術アドバイス等製造に直結する以外の
チャンネルも持ち合わせる必要がある。
②製造業は今後、東南アジアとの取引を強化する必要がある。
今回の不況から立ち直る道筋は東南アジアの復興にある、
国内産業を中心に活動している産業は縮小均衡を余儀なくされ
製造業において海外に部品を輸出する付加価値の高い製品を作る
必要がある。
③地域振興は本気な気持ちと若い感性が必要
衰退している地域にとって(ほぼ地方全体)地域経済の復興は
それを成し遂げようとする少人数の本気な気持ちと
若い世代の感性が必要である。
本気な気持ちを持った者が若手に責任を持たせ、口出しせず
新たな取組を行っていく事が重要との事、
それ以外の場合は100%失敗しているとの事です。
そういえば所属している団体の改革推進委員会での無意味な会議を
思い出す。
変える意思の低い連中が集まって改革を叫んでも何も生まれないのは当り前である、
若い世代に任せる勇気とシステムを作るのが上に立つ人間に求められている。
自民党も「全員野球だ」「古い議員は排除」などと議論しているが、
この事と全く一緒であろう。